魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉ダイアナ・ウィンジョーンズ ¥ 1,680¥ 460¥ 2,585 ★★★★★ |
魔法使いハウルと火の悪魔―... | |
| 映画の公開前に図書館で借りたこの本を読んで思った事は、先に読んで良かった〜とゆう事でした。理由は、ハウルの性格や出てくる人物が大幅に異なるからです。映画版のハウルは可愛くて格好良いしソフィーとの場面が割とロマンチックだけど、原作のそうゆう描写はサッパリしているので公開後だと結構戸惑うと思います。その他にもありますが、要するに甘い物語を期待してはいけないんだと思います。だからといって面白さに影響してないところがダイアナさんのすごいところで、最後は満足できるだろうと私は思っています。アニメはアニメでいろいろよいところがあったと思います。 個々の挿話は、ジブリらしい安心できるものでした。 原作を読む楽しみを与えてくれたと思います。 原作を読むと、アニメがより楽しく、2度目が見られると思います。ジブリ映画を映画館で見て「?」があったところが原作を読んですっきりしました。 まだどちらも未見の方は、映画→原作っていった方がすっきりしていいと思いますよ。 基本的に映画の方も原作のシーンを再現してるところが多いのに、わかりにくくなっちゃってるのは時間枠の問題と、心理描写の説明が無いからでしょう... | ||
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)パウロコエーリョ ¥ 580 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
アルケミスト―夢を旅した少... | |
| 凄く良い話だとは思うんですが…いかんせん訳が…いかにも直訳といった様な訳し方で、感動半減でした。非常に残念です。自分の「本当の人生」に気づき、受け取るための、その手がかりに満ちた、不思議なストーリー。 芸術家が、自分の内に既にあるものを受け取って形にしていくように、それぞれの人の「人生」もまた、 その本人によって、気づかれ、受け取られ、形になっていくのを待っている。 その『人生の秘密』について思い出させてくれる。 手がかりは「前兆」。 これを受け取る感性について、それを邪魔するもの、それを導くもの、その用い方など、さまざまな視点から伝えてくれる。貴重な内容。 個人的には、まさに驚くべき本で、「どうやって出来上がったのだろう?」と思ったりする。 英語の本もあり現在、チャレンジしている。やさしい英語なので、CDも注文。届くのが待ち遠しい。これなら繰り返し聴く価値がある。 そんなふうに英語の練習を通じても、この本で紹介している感性につながっていけること、うれしく、楽しみにしている。 初めて明確に見えた気がします今まで生きてきて、辛いこと嬉しいこと、どうして人は経験しなければなら... | ||
モモ (岩波少年文庫(127))ミヒャエル・エンデ ¥ 840 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
モモ (岩波少年文庫(12... | |
| 有限の時間を生きる我々にとって生きるとは? そんなことを本気で考えさせてくれる本、、、 子供向けではあるが本当は大人になる為の必読書である。 この本を読んで成長した子供は幸せです。私も、また幸せな人間です。 あなたの子供にも一度読んであげてください。児童向けの本とあるが、大人が読んでも学ぶことが多い本だった。何のために時間があるのか、時間を節約することでいったい何を得るのか、1976年に発表された作品にも関わらずまさに現代社会が悩むべき病気をテーマにした作品だった。特にニノが経営するファーストフードの誰もがイライラして忙しく、椅子に座ってゆっくり食事する余裕もない様子は現代社会の象徴だと思う。時間を短縮し効率を追求することばかり考えていると、子供が自由に遊ぶことや人の話をゆっくり聞くこと、人のことを考えることといった本当に大事なものを見失ってしまうかもしれない。 児童文学なのでとても読みやすい。読みやすいけれど平易ではありません。モモと友だちとのゆかいな会話、時間を奪うときの灰色の男たちの手練手管や不気味な笑い、生まれては朽ちていく時間の花。これら一つ一つを丁寧に想像しながら、ゆっ... | ||
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)J.K.ローリング J.K.Rowling ¥ 3,990 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ハリー・ポッターと謎のプリ... | |
| 最終巻の一歩手前。 ヴォルデモート卿の復活が公にされ、世界の状況はますます暗くなりますが、 この巻では、ハリーの物語は学校内に戻り、たんたんと進んでいきます。 薬学の授業でハリーがハーマイオニーを押さえて一番になるなど、楽しみどころもあります。 ダンブルドアからの個人教授など、ダンブルドアと行動を共にすることが多くなり、 結末に向けて謎が解き明かされようとしていきますが、、、 6巻でも謎はすべて解かれることなく大事な人が命を失う事に。 7巻でどう決着がつくのか、最終巻への期待がとまりません。ハリーがハーマイオニーよりも魔法薬学で良い点数を取る、って信じられる? ハリーが闇の魔術に手を染める、って信じられる? こんな事が起きるのも、時間を超えた書物の仕業。 大きな悲しみを乗り越えて、ハリー達はどこに向かうのでしょう。 著者ローリング女史が紙とペンの力を信じて描き出した魔法の世界。 愛と勇気と夢が伝わる半純血のプリンスの巻き。 はらはら、どきどきと、次回への期待をしっかり読ませてくれます。 謎のプリンスというのも良いタイトル。 読み直すも良し、映画を見るも良し、最終巻となる英語本に... | ||
ザ・ゴール 2 ― 思考プロセスエリヤフゴールドラット ¥ 1,680 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
ザ・ゴール 2 ― 思考プ... | |
| 内容はともかく、翻訳のかんけいからか読みにくいです。ストーリー仕立てだから無駄な話しも多い。TOCの考えを思考プロセスに展開しています。 前作にも仄見えていましたが、 ここでまとまったということでしょうか。 たしかに日本のQCや改善活動では似たものがありますが、 それをこういう形で表現し、さらに新たなフレームワークもあるので 感服いたしました。 でも、ちょと長い?一つの小石が、大波を立てるような。まるで魔法のように状況が変わっていく。 解決の連鎖が一つの常識を変えてしまう。 前書とはまた違った、よりファンタスチックになっている。1が素晴らしく良かったので、2も読んでみた。 そして、その期待は、裏切られなかった。 こちらでは、副社長になった主人公が3つの企業の難題を、それぞれの企業のリソースや条件を用いて解決して行く。 1よりも良かったのが、部下であるグループ会社の社長や人を用いて、問題を解決していくところ。 会長や、社外取締役と、グループ企業の社長との間にはさまれた中間上級管理職としての悲哀や、苦労がよく書き込まれていて、読ませる企業小説だった。 読後感も非常によくて、明日から... | ||
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)ドストエフスキー ¥ 760 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
カラマーゾフの兄弟1 (光... | |
| 文体は饒舌で情緒的、観念的。登場人物は歓喜し絶望し冷笑し絶叫する。その感情の起伏はジェットコースターのよう。 あらすじ的には父親殺しを巡る推理劇と言えなくもない。しかし、メインプロットとはどうみても無関係に思われるサブプロット、ディテール、登場人物が、要するに枝葉がこれでもかとばかりに繁茂している。いったい今読んでいるこの部分は、この大木の幹につながっているのだろうか?とたびたび不安になり、うんざりしてくる。 たとえば神の存在について登場人物が開陳する持論。それが、先述の「過剰な」叙述でもって延々と描かれる。 第5巻の大半が費やされる訳者による「解題」によって、そうした「うんざり」の大半が相応の意味付けを与えられはするのだが、もし解題なかりせばとんでもない徒労感が読後に残ったことだろう。 ところで、本書が世に出た19世紀ロシア(もくは欧州)の人々は、この大作をどのように読んだのだろう。 もちろん解題などないわけで、その中でこうした収まりの悪い「過剰な」エピソードやディテールをどう咀嚼したのだろうか。 少なくとも現代日本のスピード感や文化的問題識においてはどうにも向きあうことのシ... | ||
リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)ピーターバーンスタイン ¥ 750 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
リスク〈上〉―神々への反逆... | |
| 歴史が好きな人は知的好奇心を刺激されると思う。 手っ取り早くリスクについて学びたい人には不向き。 数学がいかに実学としても役にたってきたのかを知ることができた。 人名がたくさん出てくるが、学生時代に目にした人が多い。 最後のほうで、デリバティブ(金融派生商品)がなぜ登場したのか、 何に有効で何をしたから問題になったのか、わりとわかりやすく 記載されている。(門外漢でもなんとなく理解できたつもりになった) 訳文がとてもしっかりしていて読みやすい。 文庫本でこれだけの内容を学べるので、買って損はしないと思う。 人間には制御できるはずのない現象を 如何に人間に知覚可能で、再現可能な理論とするか、 あるいは、制御できるはずのない現象を、 如何に人間に知覚可能で、再現可能な標準とするか、 こうした近代科学を推進してきた力強い動機は、 科学の発展と同時に、陰ながら現代の投資理論の伏線となっていた、 とりわけ、リスク管理の重要な補助線となっていた… バーンスタイン氏が過去の科学者たちを多数登場させたうえで、 彼らの独自の理論をいわば叩き台にしながら、 株式・為替市場における「リスク」を... | ||
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)スコットフィッツジェラルド 村上春樹 ¥ 861 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
グレート・ギャツビー (村... | |
| 村上春樹の新訳による十数年ぶりの再読。私は彼の翻訳を必ずしも好まないが、この作品は満を持しての出版だけに、日本語としてよく練られ、大変優れていると思う。 「男はなぜ初恋の女性を忘れられないのか」ということが方々で論じられるほど、これは普遍的事実であるらしい。一方で、かなり理知的な判断のできる女性が、そういうことを「気持ち悪い」と表現したのを聞いた経験がある。左様に、この件についての男女差は大きいのかと思う。環境の違いであるのか、生得の資質の差なのか。私は後者の可能性を考える。これは要するに「過去」と「現在」との相克であり、種の保存について女性の方が必然的に現実的たらねばならないという事情があるように思えるのである。儚い過去よりも現実の、眼前の男性の方が、子孫を残すには有効であるからだ。 ギャツビーは結局「過去」に殉じたのである。思い出の女性は年老いることもなく、よき記憶のみが時とともにより美しく輝きを増し、当の女性さえ支えきれない虚像となって、ギャツビーの心を支配したのである。デイジーは当たり前の女性として「現在」を選んだに過ぎない。 男性にとってこの作品は、限りなく切なく美し... | ||
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)アガサクリスティー ¥ 714 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
そして誰もいなくなった (... | |
| 文句なし、クリスティの最高傑作。 「アクロイド」や「オリエント急行」は正直ズルイと思うが、本作は、とにかくわけわからないまま、圧倒的なサスペンスで最後まで引っ張ってゆく。動機の「いくらなんでも」ぶりに気がつくのは、読んでしばらくたってから。 何回も映画になってるし、パターンとしても「エイリアン」、「惑星からの物体X」他いろいろ使われてるのは、この小説の構造が、原初的なサスペンス構造を持っているからでしょう。 この作品が「読書の入り口」である若い人は、幸せな読書人生を送れると思いますよ。初めてミステリ小説を読みました、すごく読みやすかったです 話の内容に無駄がなく次々に事件が起こり、オーエンにみんなが追い込まれていく 最後の一人が不思議な死に方をして「えっ、終わり?」と思いますが 最後の後日談みたいなのでちゃんと説明してありスッキリします 犯人が誰か分かってからまた始めから読み直すと 違った面白さがあるのがミステリ小説ですね のちに無数のバリエーションを生むことになる ミステリの「型」を創造した歴史的名作。 表向きは〈童謡殺人〉ものであり、〈孤島〉ものなのですが、 それを裏で支... | ||
リスク〈下〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)ピーターバーンスタイン ¥ 750 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
リスク〈下〉―神々への反逆... | |
| 歴史が好きな人は知的好奇心を刺激されると思う。 手っ取り早くリスクについて学びたい人には不向き。 数学がいかに実学としても役にたってきたのかを知ることができた。 人名がたくさん出てくるが、学生時代に目にした人が多い。 最後のほうで、デリバティブ(金融派生商品)がなぜ登場したのか、 何に有効で何をしたから問題になったのか、わりとわかりやすく 記載されている。(門外漢でもなんとなく理解できたつもりになった) 訳文がとてもしっかりしていて読みやすい。 文庫本でこれだけの内容を学べるので、買って損はしないと思う。 人間には制御できるはずのない現象を 如何に人間に知覚可能で、再現可能な理論とするか、 あるいは、制御できるはずのない現象を、 如何に人間に知覚可能で、再現可能な標準とするか、 こうした近代科学を推進してきた力強い動機は、 科学の発展と同時に、陰ながら現代の投資理論の伏線となっていた、 とりわ、リスク管理の重要な補助線となっていた… バーンスタイン氏が過去の科学者たちを多数登場させたうえで、 彼らの独自の理論をいわば叩き台にしながら、 株式・為替市場における「リスク」を主... | ||
カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)ドストエフスキー ¥ 820 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
カラマーゾフの兄弟2 (光... | |
| フェラポント神父に始まり、スメルジャコフやスネギリョフ大尉などカラマーゾフを固める役者達が続々登場する。エピソードを通じて詳細な人物像が浮かび上がる。でもこの時点では、これが後半どのようなことに結びついていくのかはわからない。 わからないと言えば、「大審問官」も同じ。ゾジマ長老のアンチテーゼとして登場した感があるが、なぜかこの部分だけ邦訳そのものが難解。後半を読めば、第2巻でのエピソード群がどのような意味を持つのかわかるだろうと思いながら読み進めた次第。 一方、ミーチャの精神状態とフョードルとの関係はいずれも益々悪くなっていく。不安を抱えながら、第3巻へ突入する。アリョーシャは小川で子供のケンカに巻き込まれる。コレは、イワンの話の伏線だ。石ころは「闘争」パンは「貧困」を暗示する。くたびれた古いコートを着た少年は、孤軍奮闘インティファーダだ。 ■悪魔の質問「石をパンに変える」 コレは“争う兵士を平和な農夫にかえる”世俗政治の必要性だろうか?病気を抱える家族に、金銭的誘惑…姉歯建築士の耐震偽装事件05年11月を連想する。イワンの主張は『幼児虐待を前提としたキリスト教社会なんて... | ||
ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)J.D.サリンジャー ¥ 924 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
ライ麦畑でつかまえて (白... | |
| 『読み易さ』。とにかく読み易く、あまり本を読まないという10代後半の学生さんには是非とも一度は読んでほしい。難しい言葉も使われていない為、無駄に頭を使うことなくすんなりとストーリーにワープすることができるはず。 (個人的には英語力をもっと付けて原文で読みたいところ.....) 大人と子どもの中間であるホールデンの白黒付け難い微妙な心境がまるで過去の自分を望遠鏡で眺めているようで非常に考えることが多い。 "現実社会"を知ってしまったからこそ分からなくなってしまったこと。知らないからこそ分かること、見えること...。 大人と子ども。嘘と真実。矛盾と逆説のなかで生きるということを悟らさせられるたのが私がこの本を読んだときの収穫である。ファンタジーやSFのような想像のなかでの感動ではなく、もっと身近な感覚での。 私たち10代後半の学生は特に大人と子どものボーダーが曖昧であるからホールデンの社会批判、あるいは自己嫌悪、混沌とした視界の中のストーリーに強く感じるものがあるのではないだろうか?やっと読めました、この本。 野崎孝訳の『ライ麦畑でつかまえて』は文体が読みにくく、3年もかかって読め... | ||
冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)ジムロジャーズ ¥ 880 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
冒険投資家ジム・ロジャーズ... | |
| 報道番組を事実のように観るのは愚かだ。 それは悲劇のほんの一場面を切り取っているに過ぎない。 ジム・ロジャーズのように世界中を旅して 自分の目で物事を見てみないことには本当のことはわからない。 とはいえ実際に世界各地を旅する資金も自由もない私に、 この本は世界の国々の一端を興味深いものとして伝えてくれた。ニーダホッファの今回の「大損」について 既に、知っている人は知っているだろうが、 NewYorker誌の10月15日の記事にも 出ていた。ネット版でも確認出来る。 まだ、削除されていなければだが。 さて、ジム・ロジャーズとの絡みで言うのならば、 ニーダホッファの「前回の大損」の話である。 アジア通貨危機、正確にはタイ・バーツ危機での 「大損」を遣らかした訳である。ヴィクは。 問題はだねえ、ヴィクは、タイ・バーツ買い捲っていた時に タイには行ったことも無かったし、どんな国で どんな歴史や文化の国なのかも知らなかったし、 調べようともし無かったと言う事。 興味関心すら無かったんだって。 純粋に、ファンダメンタルとテクニカルの「数字」だけで トレーディングを実行していた訳である。 しかし... | ||
アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉ダイアナ・ウィンジョーンズ DianaWynneJones 西村醇子 ¥ 1,680 通常4〜5日以内に発送 ★★★★ |
アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウ... | |
| 前回の作品とは異なり、中盤過ぎまで語られる世界はアラビアンナイト風。 前作で大活躍したヨーロッパ風の魔法使いはまったく顔を見せない。 いつ顔を見せるのだろう、どうやって登場するのだろう、と待ちわびていたら、 「なるほど!そう来たか!!」と思わずため息をつきたくなるような 絶妙のタイミングで現れて、思わず地団太を踏みたくなるぐらいの悔しさを味わった。 まんまと騙された。この一言に尽きる展開。 全てが明らかになった後ならば、すべて納得が行くし、読み返せば読み返すほど、 「なぜ分からなかったんだろう。」と改めて悔しさが蘇ってくるほど、明瞭な伏線だ。 しかし、まんまと騙された。 騙された一番の原因は、全編を覆っている中東のファンタジー作品ぽい雰囲気では ないかと思う。この雰囲気とハウルの活躍する国がどうしても「同じ作品の中の世界」 として結びつかず、クライマックスに至った。 勢ぞろいする姫君たちの前で、次々と明らかになっていく謎。 張り巡らされていた伏線が、すべて明らかになるこの場面は、前作に引き続き、爽快だ。 読み終わった後、思わず、始めのページから読み返す羽目に陥った。 この作品は、... | ||
荒野へジョンクラカワー ¥ 2,100 通常3〜5週間以内に発送 ★★★★ |
荒野へ | |
| I think the story was ok. In some parts of this book, Krakauer is stretching the idea of the whole circumstance. I bet the article in Outside magazine is probably better to read and you get the main ideas faster and more powerfully. The story is pretty good to talk about though. Chris may have died, but he tried to live his life in the fullest. It is pretty pointless to go into his thinking much. Every person has their own take on things, but I think Krakauer did an ok job. Overall this ... | ||
1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編 (1週間でマスター)奈良裕明 編集の学校 ¥ 1,680 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
1週間でマスター 小説を書... | |
| 【良い点】 小説を書きたい人へ、書きたくてもとっかかりがつかめずに、二の足を踏んでる人へオススメします。背中、押してもらえますよ。「よし、やってやろう!」という気構えが身につきます。中身は実にわかりやすく、作者の小説家志望の方への愛を感じて、じんときます。章ごとに設定されたレッスンも、楽しみながら実践できます。 【悪い点】 基礎のメソッドであることをお忘れなく。あくまで、入門書なので、これを読んで小説を書ける技術が「1週間でマスター」出来るわけではありません。タイトルにつけられた1週間という言葉は、構成が7つに分けられているだけで、あくまで“売り文句”にすぎないと思います。とても良く書かれている。わかりやすい。この分厚さには少したじろぐけれど、具体的実践的です。ライトノベルの賞を狙ってこの本を読むのは間違いです(私がそうでした)。 内容としては作者が講師をしているだけあって、レッスン、小説の授業を受けているといった感じでした。小説を書くためのコツなどためになることを書いている反面、一語一句を大切にしすぎているのではないかといった印象を受けました(そこまで読者がミステリーでもないのに... | ||
停電の夜に (新潮文庫)ジュンパラヒリ ¥ 620 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
停電の夜に (新潮文庫) | |
| 「その名にちなんで」を読んでから、ジュンパ ラヒリに興味を持ち、この本を手に取りました。どの話も、さしてスリリングな展開があるわけではありません。けれど、登場人物の語り口が新たな人との出会いや別れを、鮮やかで特別な日々として浮かび上がらせてくれます。 この短編集の中で、私が一番印象に残っている話は、「本物の門番」です。何気ない日常を切り取ることの多いこの短編集の中では、比較的しっかりした結末がある話です。また、話に移民でないインド人しか出てこないところも珍しいです。この話では、物語の最初から様々な伏線によって主人公の老女の人生が転落させられていきます。どんな辛い環境でも、柔軟に生きてきた老女が、結局は偶然の連鎖による予想ができない不幸に飲み込まれる姿は、思い出すだけで涙が出そうになります。作者の観察眼による転落劇の過程の一つ一つが、ただの悲劇以上に老女の人生の哀れを強調していて胸に残り続けます。前評判などを全く知らずに読んだ本書。 話の中に時折出てくる「日常」のふっとした瞬間と、主人公の気づきがとても新鮮な短編集。 なんでもないけれど、とても普通の日常を鋭く描いた作品だと私は... | ||
快描教室―きもちよ〜く絵を描こう! マンガの悩みを一刀両断!! ComickersMOOK菅野博士 唐沢よしこ ¥ 1,470 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
快描教室―きもちよ〜く絵を... | |
| マンガ書いてみようよって言う感じの本演出の方法がたくさんの照るけどやっぱり経験がものを言うから沢山描かないと良くならない言って訳だ。まあどっかアシスタントさんに入って経験を積んだ方が早いかもねずっとお世話になってます。 必ずしも、コレを読めばマンガが描ける、といったテキスト教本ではないです。 「こうすればマンガが描ける」「マンガとはこう描かなければいけない」みたいなことは描いてありません。 しかし、マンガを描いたことのある人、描いている最中の人には、とても心強い味方になってくれるのでは。 マンガ駆け込み寺、カウンセラーとでも例えればいいでしょうか。 煮詰まってしまって誰にも相談できない、できる人が居ない、という時に読むと、 マンガが好きだ、マンガを描くのは楽しい、という気持ちを揺り起こしてくれる本。 この手の本にありがちな押し付けがましさが無く、肩の力を抜いて読めるのが大きな魅力と言えるでしょう。 基本的な実技・実践的な内容、経験談、ちょっとしたコツといった物も十分入ってますし、そういう意味でも「安心の一冊」です。という気分で読める。笑 絵柄は若干古いですが、現在でも充分にタ... | ||
物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫)大塚英志 ¥ 588 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
物語の体操―みるみる小説が... | |
| この本で言う構造は、小説を何冊か読んでるほとんどの人には 普通に分かることでは…と思う。 ただ当たり前のことをこねくり回してる印象。 批については失礼ながら、自分の立場を 正当化するためのポジショントークに見受けられる… 物書きとして大成できなかったために、村上龍コンプレックスであるかのよう… 著者は構造や役割ばかりに意識を奪われ肝心のセンスが足りないような気がします… 小説の書き方指南については、その方法論がイマイチ。 これをやれば確かにお話のようなものを書けるようになるでしょう。 そのことに問題はあるのか? 私はあると思います。 このやり方に拘る余り、それが余分な贅肉となり 脳の一部を支配し書き手の本来の良さ・センスを 損ねてしまうのではないかと思うからです。 そしてこのやり方でもし成功できるとしたら 著者はとっくにビッグネームになっているでしょう。 また、著者は生徒が書店に本が並ぶくらいには… と言っていますが、そのために著者の学校に何十万 (具体的な額は存じませんが…)支払う事になるでしょうか… もちろん大切な事はお金だけではないですが… カモになるなと言っておきながら、自分... | ||
百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))ガブリエルガルシア=マルケス ¥ 2,940 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
百年の孤独 (Obra d... | |
| 南米の架空の町、マコンドの草創、隆盛、衰退そして滅亡するまでの百年を 町を開拓したブエンディア家を中心に描いた傑作。 チョコレートを飲んで空中浮遊する神父、四年以上も降り続く雨、異常に繁殖する家畜など 非現実的なエピソードと超人的な登場人物たちによって綴られる不思議な神話の様な物語に 自然と引き込まれてしまう。 この百年あまりの物語に誰もが圧倒されてしまうのは、 そこに人間の歴史の全てが凝縮されていると感じるからではないだろうか? 私が本書を読みながら気になったのは、「ノストラダムス」という人名が何度か出てくるところ。 そのノストラダムスの秘法を心得たメルキアデスによって羊皮紙に記された 予言通りにマコンドは滅亡へと進んでいく。 我々の現実世界では、世紀末を乗り越えた現在、 ノストラダムスの予言を信じているものはあまりいないと思うが、 本書が書かれた60〜70年代頃は結構真剣に論じられていた事を思い出させてくれる。 もし出版社に良心があるのなら、いい加減本書を文庫化して この傑作をもっと多くの人が読めるようにしてあげるべきだと思うのだが・・・ガルシア=マルケスをある程度読んでいて、... | ||